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一度食べてみたかった!!「シベリア」 | Azuki - Red beans webmagazine

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一度食べてみたかった!!「シベリア」

一度食べてみたかった!!「シベリア」

映画「風立ちぬ」で、主人公堀越二郎が買い求めていた「シベリア」というお菓子。NHKの朝ドラ「とと姉ちゃん」でも登場していました。

そ、それは何?!とずっと気になっていました。実は、以前こちらに投稿した橘屋さんの「左女牛井」というどら焼き

https://www.azuki.tokyo/archives/2452.html

を食べた時にも「もしかして、シベリアってこんな感じなのかなあ?」と思ったのです。でも、私の周辺では見る限り、シベリアはどこにも売っていません。地域性のあるものなのかしらん?と思い、何となくそのままになっていたのですが、先日、よく行くスーパーのパン売り場で見つけました!!やった~!!

初めて買ったシベリアは、青森の製パン業者「工藤パン」製。パッケージに「ぐるり東北食めぐり」とあります。東北で売っている物にこんな表記はないだろうと思うので、これは県外用の商品なのかな?とぼんやり考えてみたりしつつ、早速、食べてみることにします。

前情報として、カステラであんこをはさんだお菓子、とあったので、そのつもりでつまんでみたら、もっとずっとふわふわしてました。カステラというよりは、スポンジケーキですね。

食べてみると、ふわふわの皮(?)の中に、みっしりとしたこしあんが詰まっていて、食感の変化が楽しいです。あんこ自体はそこまで甘くはないのですが、ほんのり甘さのある皮とあいまって、しっかりした甘さになります。そして、後味にほんの少しの塩味を感じるのです。お汁粉の塩、みたいな。

これは後をひきますね~!!

あんこをカステラで「はさんだ」物、と思っていましたが、挟んであるというよりは密着しています。そしてこのあんこは、こしあんというよりは羊羹です。そう思いながら材料表記をみたら、「こしあん 寒天」と書いてあり、やっぱりこれは羊羹なのだと思いました。

今回はコーヒーをあわせてみました。羊羹にコーヒー?と思うかもしれませんが、シベリアとの相性はとてもよくて、あっという間に一切れを食べてしまいます。これは気をつけないと全部一気に食べてしまいそう。

そんな訳で、初めてのシベリアは、「カステラであんこをはさんだもの」、というよりは「スポンジケーキで羊羹をはさんだもの」という感じでした。

食べ終わってから、遅まきながらシベリアについて調べてみました。

「羊羹や小豆餡はサンドイッチのように、スライスしてカステラに挟み込んでいるのではなく、トレーにカステラを敷いてから融けた状態で流し込み、さらにその上にカステラを被せるので、羊羹とカステラが癒着しているのが大きな特徴である。自前でカステラを製造したり、小豆、寒天を煮て、羊羹を作るところから始めなければならず、製造に手間がかかる。従って、需要が少なくなった現在は、製造者が減少傾向にある。」

首都圏を中心とした東日本と中部地方では広まっており、近畿以西の西日本ではあまりなじみがないと言われている」

「現在では山崎製パン、工藤パン等大手製パン会社からも販売されているが、出荷は東日本に偏る傾向がある。」

「発祥地から考案者、名称由来、食品分類に至るまで未だ正式な解明がなされていない。ただ、かなり古い歴史があるようで、1916年創業の横浜のコテイベーカリーによれば、誕生は明治後半から大正初期頃で、当時はどこのパン屋でも製造していたとの記録がある。」

~以上ウィキペディアより抜粋~

やっぱり西日本では売ってない、そして最近ではあまり作っているところがないのですね。そして、皮とあんこは密着してるものなんだ!やっぱり羊羹なんだ!って納得しました。

シベリアというお菓子、これはこれで沢山のバリエーションがありそうなので、これからも見つけ次第、試してみようと思います。

工藤パン
http://www.kudopan.co.jp/

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Shizu
帰らない京都観光客、こと、shizuです。

福岡県生まれ、京都在住20年。
15歳で初めて京都に来て以来、毎年京都を訪れるようになり、結局住みついてしまった京都中毒患者。
旅するように暮らしながら、日々観光客目線で京都の街を楽しんでいます。
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