![上田で愛され続ける「志゛(じ)まんやき」](https://www.azuki.tokyo/wp-content/uploads/2017/06/IMG_5151-e1504691015634.jpg?v=1603757790)
長野県上田市は、戦国武将真田氏ゆかりの地として多くの観光客でにぎわっています。
![上田駅の六文銭](https://www.azuki.tokyo/wp-content/uploads/2017/06/IMG_5332-e1504690843792-300x165.jpg)
その上田で80年に渡り愛されている、富士アイスのじまんやき。
じまんやきとは、金属製の丸い焼き型に皮となる生地を流し込み、中にあんやクリームを入れて焼き上げる、一般に今川焼・大判焼などと言われるもの。
あんとカスタードクリームはどちらも人気で、赤いのれんの下にはいつも行列ができているそう。
1日1,000~2,000個を売り上げ(季節による)、お祭りやイベントなどでも買い求める方は後を絶ちません。
ご店主の北川量三さんにお話を伺いました。
創業は1935年。
当時は富士屋という屋号でしたが、夏にアイスキャンディーやアイスクリームを売っていたことから、1945年以降は富士アイスとなりました。
あん入りは、売上の65%を占めるとのこと。
北海道十勝産小豆を使用した自家製あんです。
小豆90kgを8時間かけて炊き、ステンレスの餡わくに入れて翌日まで冷まし、2~3日で使い切ります。
「当店は防腐剤を入れていないので、温かいうちにお召し上がりくださいますように。」
![じまんやき2](https://www.azuki.tokyo/wp-content/uploads/2017/06/IMG_5151-e1504691015634-300x208.jpg)
一つ一つが手作業。
下記URLで、じまんやきを焼いている様子が生中継されています。
その工程をガラス越しに眺めながら待つのもまた楽しいもの。
でも、予定より多めに買いたくなってしまうのでご注意を。
休みなく焼き上がるじまんやきは、次から次へとお客さんの手に渡って消えていき、やっと私の元にもやってきました。
お花見しながら食べるつもりでしたが、我慢できず車の中で「いただきます!」
![じまんやき3](https://www.azuki.tokyo/wp-content/uploads/2017/06/IMG_5152-e1504690918422-300x300.jpg)
![じまんやき4(断面)](https://www.azuki.tokyo/wp-content/uploads/2017/06/IMG_5153-e1504690895356-300x300.jpg)
おばあちゃんが鍋でコトコト炊いたような、自然で優しく懐かしい味です。
一口食べたら、並んでいたことなんて忘れてしまいました。だからまた並んで買うのですね。
できたてを手に取ってほおばりたいおやつです。
あんだけの購入もできるので、お餅やトーストなどにのせてどうぞ。
城下町上田には、タイムスリップできそうな観光スポットがいろいろあります。
空気も美味しいです。
![上田城跡の桜](https://www.azuki.tokyo/wp-content/uploads/2017/06/IMG_5161-e1504690869268-186x300.jpg)
大勢の花見客が行き交う上田城跡
![北国街道 海野宿](https://www.azuki.tokyo/wp-content/uploads/2017/06/IMG_5333-e1504690825790-190x300.jpg)
伝統的な家並みが今も美しく保存されています
時代劇にも使われるそう
![北国街道 柳町](https://www.azuki.tokyo/wp-content/uploads/2017/06/IMG_5338-e1504690794127-195x300.jpg)
江戸末期の街並みを保存
酒屋、パン屋、文房具屋などの店が並びます
【富士アイス】
住 所:〒386-0012 長野県上田市中央2丁目10-14
電 話:0268-22-1077
U R L:http://live.ueda.ne.jp/jiman.html (ライブカメラ)
執 筆 者:加藤三和子