小豆と和菓子が主役のライフスタイルマガジン

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ペストリーのように和菓子が何個も皿に盛られるパリ

ペストリーのように和菓子が何個も皿に盛られるパリ

2016年11月、パリで唯一、自家製餡で和菓子を提供する菓子店がオープンしました。 Patisserie TOMOといいます。餡を練っておられるのは、和菓子職人・シェフの村田崇徳さん。 2017年1月、TOMOさんに行ってきました。 平日の昼下がり、30席ほどの広さの店内は、つぎつぎ入ってこられるフランス人のお客様でい...
あんぱんはなぜあまいか、という子供の素朴な疑問にはっとしました

あんぱんはなぜ甘いか?

あんぱんは、どうして甘いのか? こんな疑問をもったことありますか。   わたしの目の前で、小さなおこさんとお母さんが、おやつに食べるあんぱんを手にしながら、こんな会話を交わしてました。   息子さん 「アンパンってなんで甘いの?」 おかあさん 「アンパンの中のあんこが甘いからよ。」 息子さん 「あん...
和菓子の歴史をひもとけば、気候風土を活かした味の追及がみえてきます

和菓子の歴史

和菓子には、お抹茶といっしょにいただく練きりの菓子から、毎日たべたいどら焼きや大福などの気軽な菓子まで、幅広くあります。 食べるシーンや、製法や、材料がぜんぜんちがうのに、なぜひとことで和菓子といわれるのか。 そう不思議におもっていたとき、和菓子の歴史を知る機会がありました。 どんな背景から生まれた食べ物かという由来や...
江戸の和菓子は実は男たちを支えるエナジー食だった

江戸の和菓子は実は男たちを支えるエナジー食だった

甘い菓子といえば、女性が好むものと、おもっていませんか。 でも、江戸菓子の歴史をひもといてみると、金鍔や大福、桜餅、今川焼など、日常生活のなかで食べられる菓子は、実は、江戸の男たちに支えられて生まれた菓子という側面もあったことがわかります。 和菓子ができた背景 江戸時代、和菓子が庶民の口にはいるようになった背景には、砂...
小豆と砂糖、シンプルな材料しかつかっていないけれど、あんこの味の幅は、店ごと、そして家庭ごとに、ちがってくるのが奥深いですね。

餡の味は何で決まるのか――――甘さ以外の味を知って、好きな餡をみつけよう。――――

餡菓子はとってもシンプル 餡菓子は、小豆と砂糖と皮だけで成り立つシンプルな菓子です。 たくさんの和菓子店が、美味しさを追求し、独自の信念をもって餡をつくっているなかで、あなたは、自分の好きな餡の味を、もう見つけていますか? 餡の味は、ただ甘いと表現するだけにとどまりません。 和菓子店によって、大切にしている風味が違いま...
金鍔

榮太樓の金鍔はどうして丸いの?

日本橋にある榮太樓總本鋪さんの金鍔は、丸い形です。 四角い立方体の金鍔をみることが多いなかで、どうして丸い形なのに、同じ金鍔という名前なのか? そんな疑問から、どうして榮太樓の金鍔は丸いのか教えていただきました。 教えていただいたのは、株式会社榮太樓總本鋪 取締役副社長 細田将己さんです。 金鍔の名前の由来は、刀の鍔か...
はじめて甘い黒いものをたべるときの気持ちをおしえていただきました

大切な友人から勧めてもらった濃い赤紫色の食べ物のおかげで、家族のつながりができました

あんばんが好きです。 僕が、はじめてあんぱんを食べたのは、いまからおよそ20年前のことです。 日本人のまみこさんとロンドンでお付き合いしていて、日本にいるまみこさんのお義母さんに、パートナーとしてご挨拶にあがったときのことでした。 まみこさんのお義母さんは、日本語も話せない、日本の食べ物のこともよく知らない男に、娘を嫁...
あんぱんと、缶コーヒーが、セットでお気に入りなのだとか。

あんぱんは、べたつかず、ローコレステロールなのが好きです

あんぱんが好きなロンドン子です。 僕がアンパンを好きな理由は、2つあります。 ひとつは、便利だからです。 手で持っても、べたつかず、食べやすいです。 そして、どこのコンビニや売店でも置いてあって、探すのに困りません。 字が読めなくても、 パンコーナーのなかの形をみただけで、 これがあんぱんだ、とわかります。 もし、自分...
榮太樓総本鋪日本橋本店の店頭にある復元屋台です。

榮太樓總本鋪の江戸開業の頃

東京、日本橋の榮太樓總本鋪は、 金鍔から始まった老舗和菓子店として知られています。 榮太樓總本鋪が日本橋に開業した頃についてお話しくださったのは、細田将己さんです。 開業者の幼名が栄太郎 榮太樓總本鋪が、いまの日本橋店の場所に店を構えたのは、1857年、江戸時代後期のことです。 開業したのは、細田安兵衛三世。 細田安兵...
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