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世界の豆から小豆をみる | Azuki - Red beans webmagazine

小豆と和菓子が主役のライフスタイルマガジン

世界の豆から小豆をみる

世界の豆から小豆をみる

世界で食べられている豆は、650属1万8000種と言われています。
搾油用、飼料用を除いた食料用の豆を「pulse」といいます。

パルス(Pulse)とは?

乾燥エンドウ、乾燥インゲン、乾燥ヒラマメがパルスです。ヒヨコマメ、インゲンマメ、黒豆、白花豆、ソラマメ、キマメ、黒目豆、エンドウなどはすべてマメと考えます。一方で、大豆や落花生、乾燥前の未熟な状態のものは「パルス」からは除外されます。
国際連合食糧農業機関 – Food and Agriculture Organization of the United Nations (FAO) HPより

小豆ももちろん、乾燥した豆を水で戻して調理するPulseにあたります。
FAOでは、Pulseの生産量をあげて、発展途上国の栄養摂取、
肥満や糖尿病予防のために、また窒素固定作用を持つので土壌の肥沃向上を
促進させようとしています。

昨年2016年は「国際まめ年」でした。
Pulseの栄養価への理解や、生産量の増加・普及、環境問題への対策としての
豆栽培増進を目的としています。
乾燥豆は、数か月備蓄が可能で持ち運びが容易です。よって途上国の栄養源の
確保に役立ちます。
豆は栄養価が高いが脂肪分が少ないので健康によいし、
他のたんぱく質摂取源の鶏や豚より、少ない水で栽培収穫することができます。
豆は世界の飢餓と環境改善に大きく寄与できるのです。

世界で一番食べられているのがインゲン豆類ですが、
小豆はインゲン豆に勝るとも劣らない栄養があり、
また短時間で煮える利点もあります。
世界に比べると豆の生産量の低い我が国ですが、豆は古来より小豆・大豆ともに
馴染み深く生活と共にあり、そのおいしさと体にいいことは広く知られています。
国際まめ年を通じて、飢餓ゼロ!のために小豆も貢献できたらと思います。

国際まめ年 公式ホームページ(英語)

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岡田尚子
美と食のライター・料理人
おいしい!という笑顔のために、味だけでなく、
料理の演出も含めた提案が得意。
味覚が繊細な方向け定番レシピだけでなく、組み合わせにこだわらない
アレンジレシピへのチャレンジが好き。
和菓子は美につながる食として注目している。
料理人魂からおいしい和菓子店に出会うとまねて作りたくなり、また広めたくなる性分。
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