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無鄰菴でAzukiイベント開催しました | Azuki - Red beans webmagazine

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無鄰菴でAzukiイベント開催しました

無鄰菴でAzukiイベント開催しました

2017年10月8日

京都は南禅寺界隈にある、旧山縣有朋邸「無鄰菴」にてAzukiイベントを開催しました。

20人を超えるゲストをお迎えし、賑やかに、楽しい学びのひと時でした。

まずは「あんこ当てクイズ」!!が始まりました。
5種類のあんこを食べ比べて、どれがどの用途のあんこなのかを当てる、というもの。
用意されたのは
①最中用②どら焼き用③洋菓子用④あんぱん用⑤アイス用
でした。

みんな「食べたことある~」と言いながら、首をひねっていました。
そう、どれも食べた事のある、おなじみのあんこなんですよねえ~。
でも、改めて「何用のあんこか?」って聞かれたら…(汗)

詳しい特徴は別の人の記事に譲るとして、
https://www.azuki.tokyo/archives/1979.html
私の成績は5問中3問正解でした。どら焼き用と洋菓子用が逆になってしまいました~。惜しい?

ちなみに私の隣の席の男性は
「おいしい!もう、おいしいからクイズは放棄!」なんて言いながら、あんこをおかわりして、なんと全問正解してしまいました。
やっぱり、邪心なく「心から味わう」っていう事が大事なんだなあ…としみじみした瞬間です(笑)

さて、一通りのあんこを堪能した後は、そのあんこを提供してくれた北条製餡所の堀井さんの講義。
あんこの種類と特徴、そしてその理由について。

あんこが甘いのは、ただ嗜好の面からではなく保存の意味もあることなどなど、いつも身近にあるあんこの知られざる事実をたくさん知ることが出来て、とっても興味深く、楽しかったです。

私の驚いたポイントは、和菓子用のあんこは、合わせる材料によって水分量や甘さを調節して、トータルで「どらやき」や「最中」の味を作り上げるのに対し、洋菓子用は、クリームと馴染みやすいかとか、伸ばしやすいかとか、つまりはいかに扱いやすいか?っていうのがポイントなんだということでした。

甘いあんこを食べた後は、やっぱりお茶が欲しいですよね、ってことで、次は抹茶の飲み比べ。
抹茶、っていうと何だか敷居が高そうですが、今回はお手軽に、水筒に抹茶と水(お湯)を入れてシェイクする方法で提供してみました。

この日は夏日だったので、まず出てきた冷たい抹茶が美味しいこと!きりりとした冷たい抹茶が、あんこの甘みが残る口の中をスッキリさせてくれました。水筒に入れてシェイクしても、抹茶がダマにはならないんだなあ、という発見もありました。抹茶を飲むにはどうしても茶筅だけは必要だと思っていた私には、目からうろこが落ちる情報でした。

次は、海外では日本茶もフレーバーティーにして味わうのだそうです。それなら抹茶でフレーバーティーにするならなんだろう?って考えて出てきたのが、なんと

抹茶+わさび。

抹茶の甘さと苦みの後に、わさびの辛みが来ます。
う~む、初めての味わい。わさびといえば、鼻にツンとくるのが特徴ですが、鼻には来ないんですね。かわりにピリピリと舌に辛い。
何よりも驚いたのは、体がすごく温まること!これはこれで、アリかもしれません!!
日本のフレーバーティーは抹茶わさびかも!!!

最後は普通に温かい薄茶を。
今度は初めに出てきた冷たいお茶とは抹茶の種類が違います。
分かるかなあ、と思ったけど、これははっきり分かりました。
冷たいのは、きりりとした苦味が特徴的だったけど、これは甘みがしっかりあって、まろやかな味わいです。

同じテーブルの人とワイワイ話しながら、あんことお茶を楽しんでいたら、お腹はいっぱいになり、時間もあっという間に過ぎて、あらら、と思っているうちに、イベントは盛会のうちに終了したのでした。

無鄰菴の二階から、美しい庭と東山の借景を眺めながらの、贅沢で賑やかな一日でした。

ABOUT THE AUTHOR

Shizu
帰らない京都観光客、こと、shizuです。

福岡県生まれ、京都在住20年。
15歳で初めて京都に来て以来、毎年京都を訪れるようになり、結局住みついてしまった京都中毒患者。
旅するように暮らしながら、日々観光客目線で京都の街を楽しんでいます。
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