小豆と和菓子が主役のライフスタイルマガジン

岡田尚子
美と食のライター・料理人
おいしい!という笑顔のために、味だけでなく、
料理の演出も含めた提案が得意。
味覚が繊細な方向け定番レシピだけでなく、組み合わせにこだわらない
アレンジレシピへのチャレンジが好き。
和菓子は美につながる食として注目している。
料理人魂からおいしい和菓子店に出会うとまねて作りたくなり、また広めたくなる性分。
岡田尚子の記事一覧( 5 )
小豆の一生

小豆の一生

「新豆はいつできますか?」というお問い合わせをたくさんいただきます。 「8月くらいに新豆をほしいんですが」というお客様も・・・ムリですm(–)m なので、改めて十勝小豆の一生を振り返ってみましょう! 〇播種  5月25日ごろ 遅霜の心配がなくなる季節に、プランターという機械で種をまきます。 〇発芽  6月5...
なぜ十勝が小豆の産地なの?

なぜ十勝が小豆の産地なの?

小豆はとてもデリケートな作物です。 暖かい気候を好むのですが、小豆の有名どころは「丹波」「十勝」どちらも冷涼な場所ですね。 小豆の場合、全国の収穫量の8割以上が北海道産で、北海道産の3割以上が十勝産です。 なぜ十勝が小豆の産地なのでしょう?  昼夜の寒暖差が大きく、小豆の糖分が高くなる   小豆は昼間太陽の光を浴びて成...
小豆と砂糖の相性について

小豆と砂糖の相性について

手づくり餡の味は、砂糖に大きく左右されます。 ここでは、砂糖の種類と小豆の相性についてお話します。 老舗の和菓子屋さんは、さまざまな種類の砂糖を組み合わせて、 独自の味を研究しています。ご家庭でもぜひいろいろとチャレンジしてみてください! ①含蜜糖 サトウキビ、てん菜などの原料から搾った糖蜜をそのまま煮詰めたもの。 糖...
小豆のおいしさを決めるもの

小豆のおいしさを決めるもの

舌ざわりと渋みが影響  ~香り、貯蔵条件や調理・加工方法によって風味も変わる~ 北海道立十勝農業試験場生産研究部主任技術研究員 加藤 淳 氏 でん粉質の豆類 ? 小豆は日本人になじみの深い食材で、古くから民間療法では薬として使われ、 今日では和菓子や赤飯などの原料として親しまれています。  小豆の主成分は炭水化物(約5...
小豆の栄養と機能性

小豆の栄養と機能性

小豆は、 1 低カロリーの食材です。   こしあんのカロリーは、ショートケーキの半分以下! 2 食物繊維が豊富です。   食物繊維は、腸内細菌のえさとなり、近年、問題とされる大腸ガンの予防にも効果があります。 3 ビタミンB群が豊富です。   炭水化物のエネルギー代謝、疲れを取り除きます。(ビタミンB1)   脂質の代...
小豆の乾燥に最適!「にお」とは?

小豆の乾燥に最適!「にお」とは?

「にお<ニオ、ヤマ>」とは、収穫した豆を乾燥させる方法のひとつ。 刈った豆を重ね重ねに積んで自然乾燥させるのです。 (「宝石小豆」のパッケージでもおなじみですね!) 「にお」という言葉は、はるか昔の日本の言葉で「山」のことを「にお」と 呼んでいたところから来ているようです。 逆に、十勝ではときどき「にお」のことを「ヤマ...
鏡開き

鏡開き

丸いお餅は末広がりで家庭円満の象徴。 もともと神さまの前に円形の鏡を飾っていますが、 お正月の神さまである歳神さまの霊力を写し取る存在として、 お正月には丸いお餅を供えるようになったことから「鏡餅」といわれるようになったそうです。 歳神さまとは、新年に高い山から降りてきて、家々にその年の豊作、 無病息災ともたらす神様で...
小豆の保存方法

小豆の保存方法

まずはじめに、豆の基本的な性質をご存知ですか。  湿度に弱く、乾燥に強いです。  暑さに弱く、寒さに強いです。  虫・ねずみなどの天敵に注意する必要があります。 このような、豆の基本的な性質があることから、小豆の保存方法としては、 密閉した容器に入れ、涼しいところに置くことが効果的です。 乾燥について チャック付きのパ...
あなたの若さを永遠に!?小豆でアンチエイジング

あなたの若さを永遠に!?小豆でアンチエイジング

小豆は小さな赤い豆ですが、若さを保つすごいパワーが秘められています。 若さを保つには、紫外線に当たらない、腸をきれいに保つ、保湿する、良質な睡眠を必要量取る等が あげられますが、なかなかたっぷりの睡眠などとれないのが現代人です。 紫外線に当たったり、喫煙したり、過度な飲酒をすると増えてくるのが 老化を早める活性酸素です...
赤飯

赤飯

小豆ともち米を蒸したものが赤飯です。 もち米は小豆を下ゆでした際の煮汁を浸水させます。 煮汁は冷ましてから浸水させるのですが、何度もひしゃくですくい、 酸化させてから浸水させます。 こうすると赤い色が濃くなり、美しい赤い色のご飯になります。 小豆入りの赤いご飯は神事や祝い事の席に食されてきました。 小豆を粥に入れて食べ...
Return Top