小豆と和菓子が主役のライフスタイルマガジン

征服せよ!アイガーの氷壁のような志むらの「かき氷」

征服せよ!アイガーの氷壁のような志むらの「かき氷」

日本は今、空前のかき氷ブーム。
連日の行列が更に人を呼び、長時間待ってやっと入れる店がいくつもあります。

私の子供時代のかき氷は、軒先に『氷』と書かれた氷旗(こおりばた)がぶら下がった店の、ガリガリの氷に赤や黄や緑の着色料たっぷりのシロップをかけたもので、私にとっては美味しいというより涼をとるためのおやつでした。

そのイメージが強く、好んでかき氷を食べに出かけることはこの年までなかったのですが、近年はメディアで目にすることが多く、ちょっと興味が出てきたところ。
そんな中、昨年知人に見せてもらった写真があまりにも衝撃的で、是非とも食べてみたいと思ったのが、ここ『志むら』のかき氷です。

創業は1939年。JR山手線目白駅から2分ほどの大通り沿い。
志むらの1階は「九十九(つくも)餅」を看板商品とする和菓子店。
2階と3階がかき氷等の甘味をいただける喫茶になっています。

志むら外観志むら店内

九十九餅

『九十九(つくも)餅』
とら豆が入った白玉粉の餅
白玉に卵を加えているため黄みがかっています

 

志むらのかき氷の何が衝撃的だったかは一目瞭然ですよね。他にはないこのビジュアルです。

志むらかき氷「小豆」1

小豆
トッピングにアイスクリーム

 

スイスのアイガーのような急斜面。山というより壁。
その頂から溢れ出し、谷底に流れ込んだ小豆のマグマ。泳ぎたい!(笑)
「征服したい」と思うかき氷って志むらだけでしょう。

志むらかき氷「小豆」2
軟らかい氷に重みのある小豆をかけたら普通は小豆が氷に沈んでしまい、沈まないように氷を固めたらすべて流れ落ちてしまうと思うのですが、なぜこのように氷壁にとどまっているのでしょう。
志むらが生んだ唯一無二の自信作です。

上から少しずつ氷を崩していただいていきます。

薄まる前提で小豆は甘めだろうと思っていましたが、かなり甘さ控えめです。
小豆の風味が大好きな私好みで、男性客が多いのもうなずけます。
甘みが足りない方やトッピングが欲しい方は、プラス各100円でミルク・アイスクリーム、プラス150円で白玉が付けられます。

志むらかき氷「宇治金時」ミルク1

宇治金時
トッピングにミルク

志むらかき氷「宇治金時」ミルク2

宇治金時には白玉が入っています
こちらはアイガー型ではありません

志むらかき氷「宇治金時」アイス

宇治金時
トッピングにアイスクリーム

 

氷は、在庫があればプラス100円で八ヶ岳『蔵元八義(やつよし)』の天然氷をいただけるので、天然氷にしてみました。
今回比較はしていませんが、普通の氷でも十分に美味しいところ、天然氷は更にふわふわで旨みがあるのだそうです。

のんびりしているとどんどん溶けてしまうので、写真撮影もよいですが真剣に征服しましょう(笑)。
(早々にアイスを溶かしてしまった筆者の感想。)

志むらのかき氷は、ゴールデンウィーク(4月末)あたりから10月末まで期間限定商品を含め提供しています。
冬場は蔵元八義さんの天然氷のみとなりますが、入荷時に限り定番商品は注文できるそうです。

今は冬でも室内は暖かいので、かき氷が通年いただけるようになったのですね。
秋の気配を感じる頃となりましたが、季節はずれと思わずに今からでも是非召し上がってみてください。

志むら お茶

食後に温かいお茶を持ってきてくれます

 

【志むら】
住       所:〒171-0031 東京都豊島区目白3-13-3
電話番号:03-3953-3388

執  筆  者:加藤三和子

ABOUT THE AUTHOR

加藤三和子
煮あずきからあんこ・お赤飯まで、小豆をこよなく愛するライター。
物心ついた頃から、母がぼた餅を作ってはよくご近所にふるまっていたのが、私のあんこファンである原点。
なかなか出かけられないけれど国内散策が好きで、各地の文化に関係が深い和菓子を味わうことは楽しみのひとつです。
心和む小豆の奥深い魅力をお届けできたら、と思っています。
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