小豆と和菓子が主役のライフスタイルマガジン

静謐さのなかで仕事をしていた祖父の背中を思い出すきんつば

静謐さのなかで仕事をしていた祖父の背中を思い出すきんつば

きんつばが大好きという、埼玉にお住まいの尚子さん。
どうして和菓子のなかできんつばが一番好きなの?とお聞きしたら、大好きだった、もう亡くなってしまった祖父を思い出すから、と語ってくれました。
きんつばにこめられた尚子さんの想い出をおききしたら、でも、それだけではなかったのですね。

尚子さんがいま取り組んでおられることに通じることもにもきづかされました。

おじいさまへの想いは、ありたい自分をかたちづくるための要素として、地脈をとおるようにお爺様からうけついでおられですね。
好きな和菓子には、好きな人への想いだけでなく、極めてゆきたい目指したい自分にもつながってゆくお話し、そんなきんつばのお話し、ご紹介します。

おじいさまのこと

尚子さんのお爺様は、神道の神主さんでした。

尚子さんが10歳になるまでの小さいころにお爺様はなくなられるのだそうですが、記憶の中では、神主の白装束を来てお仕事しておられるお爺様のお姿がうかぶそうです。
とくに、和紙でお守りをつくるために、きちんと座り、静謐な空気のなかで、すっと紙を切る音だけがするお姿。
白装束姿の紙を切るそのお姿を思い出すと、尚子さんは、尊敬の念と、すっと紙を切るカッコよさへのあこがれの念が、いまでも湧いてくるのだとか。

なおこさんのこと

尚子さんはいま、パーティーコーディネーターとして、ペーパーデコレーションやお料理をてがけておられます。
紙で、パーティー用のプレイマットを装飾したり、会場を盛り立てたりから、お料理まで、パーティーの雰囲気をすべてまるっと盛り立てて準備してくださるお仕事です。

また、ペーパーデコレーションは、特別なときに使うものだけでなく、紙で毎日の生活の気持ちを盛り立てる小道具をつくってもおられます。
声をかけられたイベントで紙技を披露されるだけでなく、自ら装飾したいデコレーションのイメージをゼロからつくるイベントも立ち上げはじめておられます。

そんな尚子さんから、「紙をすっと切る祖父の後姿が格好良かった」とお話しおききしたとき、お爺様への尊敬が、憧れになり、目標にかわっておられるのを知りました。

きんつばが好きなお話しをおききしたら、目指しておられる道の目標にまでたどりつく。
尚子さんが好きなきんつばは、想い出をつなぐだけでなく、これからの未来の尚子さんをつくる、目標もいっしょに抱いて存在しつづける象徴なんですね。

あとから、きんつばのどういうところをお爺様がすきだったか、お婆様からお聞きしたそうです。
すると、羊羹ほど甘さがくどくなく、でも、小豆が詰まった端正な食べ物だから、という理由だったとか。

和菓子の思い出の過去と未来

尚子さんは、すっとした端正なたたずまいの方です。
お爺様がすきだった和菓子のきんつばの味がそのまま、生き方にもなっておられるのだなあと、取材後にきづかされました。
幾重にも重なるきんつばに込められた想いが、過去から未来に活きているお話し、尚子さんの象徴をお聞かせいただき、ありがとうございます。

取材日 2017/5/16

和菓子の思い出シリーズ

なおこさんが主宰されたワインとあさりを楽しむ会の、会場装飾は、海がテーマでした。

なおこさんが主宰されたワインとあさりを楽しむ会の、会場装飾は、海がテーマでした。

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Azuki編集部編集長和田 美香
むくみやだるさで仕事も子育ても苦しかったとき、小豆玄米ごはんや、オリジナルの小豆シリアルを毎日食べることで、調子をとりもどす経験をする。もともと美容業界で働いていており、内面から輝く美容には、毎日の食も大切と実感していたことから、小豆のよさを世界の女性に伝える大使としてAzuki.tokyoの活動を始める。
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